第2回富士宮大会開催
2007
62日~3
参加21団体 来場者25万人

ゴールドグランプリ 富士宮やきそば:静岡県富士宮市
シルバーグランプリ 八戸せんべい汁:青森県八戸市
ブロンズグランプリ 静岡おでん:静岡県静岡市

4位 すその水ギョーザ:静岡県裾野市
5位 厚木シロコロ・ホルモン:神奈川県厚木市
6位 浜松餃子:静岡県浜松市
7位 たまごふわふわ:静岡県袋井市
8位 駒ヶ根ソースかつ丼:長野県駒ヶ根市
9位 久留米やきとり:福岡県久留米市
10位 横手やきそば:秋田県横手市


參賽料理詳細介紹


富士宮やきそば:
見た目は麺とキャベツを炒めただけのように見えるが、食べてビックリ!ジューシーな豚の背油と魚系のダシが絶 妙な風味で、モチモチした麺の食感を引き立てる「富士宮やきそば」。戦後引揚者によって工夫された独特な製法(蒸した後に湯通しせず油をコーティングす る)が現在もそのまま残る富士宮の蒸し麺は、他地域で普及している麺と一線を画すものです。市内に150軒以上あると言われるやきそば店では、鉄板上でそ の蒸し麺にキャベツ、肉かす(豚の背油からラードを絞った残りかす)を加え、ウスター系ソースで焼き上げ、魚系(鰯や鯖)のだし粉をかけて仕上げるという 伝統的な調理法を守っています。


八戸せんべい汁:
せんべい汁とは、肉や魚、たっぷりの野菜などのダシ汁に、小麦粉と塩で作る鍋用の南部せんべい(おつゆせんべ い)を割り入れて煮込む鍋料理です。上手に煮込んだせんべいはモチモチ・シコシコとした歯ごたえで、その食感はまるでパスタのアルデンテ。初めて食べた方 からは、「ビックリ!でも旨い」といっていただけます。八戸せんべい汁の始まりは、約200年前。八戸地方に伝わる南部せんべい食文化の一つとして、今に 受け継がれています。今回のB-1グランプリでは、八戸せんべい汁のカリスマ調理人・在家清吾氏による「地鶏だし×醤油系」で直球勝負。特に鍋用せんべい は、南部地粉100%のB-1特別仕様。まさにB-1会場でしか食べられない「幻の八戸せんべい汁」を用意します。


静岡おでん:
静岡おでんの発祥は、大正時代のこと。静岡大火を逃れた人たちが、青葉公園周辺でおでん屋や駄菓子屋を始めた のが起源とされています。おやつがわりの食べ物として、いまでいうファーストフードのような存在として市民に定着しました。静岡おでんの特徴は、牛スジ主 体の黒いスープ、それに黒はんぺんが入っていることで有名。おでんダネは串に刺してあり、青のり、かつおぶしをかけて食べます。旧静岡市内だけで600軒 の静岡おでんの店舗があり、特に中心街の800m四方に約250軒が軒を連ねています。また、駄菓子屋で出されることが多いのも「しぞーかおでん」ならで はなのではないでしょうか。


すその水ギョーザ:
実は、裾野市民はとっても「ギョーザ好き」で、具に野菜が多い独自の「ギョーザ文化」があります。平成10年 静岡新聞社発行の「餃子伝説」によれば、人口1万人当たりの店舗数は、宇都宮市4.45軒(196/44万人)、旧静岡市4.23軒(199/47万 人)、旧浜松市3.78軒(219/58万人)。同様の方法で裾野市の値を算出すると、6.04軒(32/5.3万人)となり、裾野市の方が多いこと がわかりました。また、市内の大手スーパーの惣菜コーナーの売上状況を見ると、「ギョーザ」の売上げが34.4%もあり、裾野市民にとって「ギョーザ」が 圧倒的な人気を誇っていることがわかりました。


厚木シロコロ・ホルモン:
一般にホルモンとして売られているもの、焼肉屋でホルモンとして出てくるものは、どちらも腸を割いて平たく薄 いものが多く、しかもボイルしたものがほとんどです。また、牛も豚も、すべて白モツとして売られています。ところが厚木の豚ホルモンは、やわらかい大腸の みを割かずに管状のまま使用します。脂身を適度に残してそれをきれいに洗い、生の状態で流通します。それが、その日のうちに市内のホルモン焼屋さんに納品 され、お客様に提供されるのです。食べるとやわらかな歯応えがあり、皮の部分と、内側の脂が厚く付いている部分があり、網焼きにするとコロコロになること から、シロコロ・ホルモンと呼ばれています。脂身が適度に残っているホルモンは、やわらかで絶妙な食感となります。それを各店自慢の味噌ダレにつけて食べ ると、香ばしくて後引く美味しさです。


浜松餃子:
浜松餃子の特徴は、フライパンで円形に並べて焼いたり、付け合わせにもやしを添える店が多いこと。具は、キャ ベツなどの野菜をふんだんに使用し、たくさん食べても胃にもたれないといわれます。専門店の他、ラーメン店、中華料理店、定食屋、居酒屋、食品工場や、手 づくり餃子を出すスナックもあり、現在約300店ほど確認されています。発祥の起源は、戦後に、満州などで餃子の作り方を学んだ方が引き揚げて来た際、浜 松駅前の屋台で出したのがはじまりといわれています。また、浜松は全国有数の工業都市として栄えてきた歴史があり、工場勤めの人たちの重要なスタミナ源と もなってきました。今回提供する餃子は、地元銘柄豚を使った浜松餃子学会謹製の餃子です。特製のタレと茹でもやしの組み合わせで、浜松流餃子の美味しさを 堪能してください。


たまごふわふわ:
実に奇妙な名前ですが、れっきとした江戸時代のたまご料理です。当時の文献にも記されていて、大坂の豪商、升 屋平右衛門の「仙台下向日記」には袋井宿太田脇本陣でも朝食の膳に載ったとされ、また、将軍家の饗応料理の献立にもあり、弥次喜多の茶店の食事にも登場す る江戸時代の名物料理だったそうです。材料は、たまごとだし汁でシンプルですが、作り方は「ふわっ」と仕上げるためにコツが必要で、食感はこれまでのたま ご料理に比べて、舌触りのふんわり感が違うと言われています。「たまごふわふわ」はシンプルな料理ですが、歴史があり、奥の深いたまご料理といっていいで しょう。


駒ヶ根ソースかつ丼:
一般的にカツ丼といえば煮カツを卵でとじたものが多いようですが、駒ヶ根ではソース味です。その駒ヶ根市の名 物「ソースかつ丼」の発祥は、昭和初期に市内の食堂の主人がカツライスを丼にアレンジしたのが始まりと伝えられています。駒ヶ根ソースかつ丼は、「熱 ご飯の上にシャッキリした千切りキャベツを載せ、その上に揚げたてのトンカツを特製ソースにくぐらせ載せたもの」です。カツとキャベツの食感と、それに絡 む甘辛味の特製ソースが絶妙で、クセになる味わい。駒ヶ根の人間が他所の土地に行って「かつ丼」を注文すると、「卵とじの煮かつ丼」が出てきてビックリし た、という話をよく聞きます。同様に、他所から駒ヶ根に来た人が「かつ丼」を注文すると、「ソースかつ丼」が出てきてビックリ。どちらも、初めて食べる新 しいスタイルと味に、小さなカルチャーショックを受けるわけです。


久留米やきとり:
戦後の屋台で、手頃な焼き鳥は人気があったといわれ、今ではすっかり市民の間に根づいています。やきとり屋の 軒数は、人口約30万人当たり200軒以上と日本一級で、競争が激しくハズレがないのが自慢です。また、家族連れのみならず、学校行事の打ち上げにも使わ れるほど、子供にも馴染まれているのです。塩焼きで、肉の間に玉ねぎを挟んであるのが基本で、やきとり屋に入ると、まず酢ダレのかかったキャベツが出され ます。鶏肉の他、豚、牛、馬、シソ巻きなどの創作串、魚介類や野菜など、バラエティに富んだやきとりが味わえるのが久留米流。ダルム(小腸)やセンポコ (大動脈)、馬ホルモン串なんて、珍しいでしょ?。「美級久留米天国」の代表、久留米やきとりば、いっぺん食うてみらんの。"がばい"うまかばい。

横手やきそば:
横手やきそばのルーツは、第二次世界大戦直後、市内で屋台を営んでいた男性が、お好み焼き用の鉄板を用いた新 たなメニューを模索したことが始まりと云われています。当初は、子どもたちのおやつという位置付けでしたが、現在は、市民の一般的な昼食・夕食として定着 しています。その特徴は、一般的なやきそばが細く縮れた丸麺(蒸し麺)を使用するのに対し、横手やきそばは太く真っ直ぐな角麺(茹で麺)を使用します。具 はキャベツ、豚挽肉を使用し、目玉焼きをのせ、福神漬けを添えたものが定番です。ソースはウスターソースにその店独自のスープを加えて使用するため、やわ らかい味わいが特徴です。目玉焼きの黄身を麺に絡めて食べるのが横手流です。


富良野オムカレー (北海道富良野市)
富良野カレーとは、玉葱・人参を中心にオール富良野産の食材で旬や季節に応じたカレーが楽しめ、カレーと相性のよい牛乳やチーズなどの乳製品をはじめ、付 け合せに欠かせない福神漬やサラダの野菜も地元で調達できるのが特徴です。今回出品する『富良野オムカレー』は、平成18年3月にふらの発のご当地カ レーとして誕生したオムライス風のカレーです。地元食材と提供スタイルにこだわった6ヵ条の定義に基づき、現在、富良野市内の9店舗でメニュー化してい ます。第2回B-1グランプリには、創作家庭料理ワンダーの協力を得て、富良野の食材をじっくり煮込んだコクと旨味のある黒いカレーソースとオムレツのコ ラボレーション『B-1オリジナル富良野オムカレー』で参戦します。富良野オムカレーを是非、食べてみて。


室蘭やきとり(北海道室蘭市)
室蘭は、歴史的に鉄工など工業で繁栄してきた街で、やきとりは昔から労働者の胃袋を満たしてくれる代表的な食 べ物でした。それは、心も満たしてくれる活力源でもあったのです。室蘭やきとりの特徴は、豚肉と玉ねぎが使われること。やきとりなのに豚肉なのです。そし て、そこに洋がらしが添えられます。この3つが揃わないとやきとりを食べた気がしないというのが、室蘭市民に共通する感想です。現在、室蘭市内に67店の やきとり屋があり、人口1万人当たり約6.4店。北海道ではダントツ1位、また全国有数の「やきとりの街」とも肩を並べています。


青森生姜味噌おでん(青森県青森市)
青森市においては、生姜をすりおろした味噌だれをたっぷりかけて食べる「生姜味噌おでん」が、独自の食文化と して、現在も愛されています。これは、戦後、青森駅周辺で雨後の竹の子のように出来た屋台(闇市)で供されていた「おでん」に由来すると言われています。 冬の厳しい寒さの中、青函連絡船に乗り込もうとする船客の体を少しでも暖めようと、ある一軒の屋台のおかみさんが味噌に生姜をすりおろして入れたのが喜ば れ、広まっていったようです。青森生姜味噌おでんは、味噌にすりおろした生姜、酒、だし汁、みりんなどを入れて火にかけた味噌だれをかけて召し上がってい ただきます。ほんのり甘い味噌と、風味豊かな生姜がピリっときいた味わいが人気です。


上州太田焼そば(群馬県太田市)
太田に焼そばが広まったのは戦後のこと。自動車関連工場には、東北地方から多数の人が出稼ぎに来ていました。 この人たちが焼そばを持ち込んだのではないか、といわれています。また焼そばは、安くてボリュームがあり、いつでも気軽に食べられます。そんなことも、太 田市に焼そば屋が増えた要因でしょう。上州太田焼そばは、群馬県産の小麦を使った太麺の蒸麺に、地元産のキャベツや豚肉、もやし、椎茸を加えます。そし て、上州太田焼そば用に独自開発された風味豊かな焼そば専用ソースで焼き上げます。そこに、青海苔と紅生姜を添えて、ソースの香り豊かな焼そばができあが ります。


行田ゼリーフライ(埼玉県行田市)
とても不思議で、とても美味しい食べ物『ゼリーフライ』は、埼玉県北部の行田市で明治時代より伝わる名物で す。小判形をしているから、『ゼニフライやぁ』と言ったかどうかは、定かではありませんが、ゼニ(銭)フライが訛ってゼリーフライと呼ばれるようになった といわれています。当地は明治初期より昭和初期まで、足袋を中心とした被服工業の町として繁栄していました、そこで働く工員さんのおやつ、今でいうファー ストフード的な食べ物として、今でも一般家庭で食べられています。豆腐を作った後に出るおからと蒸したジャガイモに、人参と葱のみじん切りを混ぜて、コ ロッケのように小判型にして、油でコンガリ狐色に揚がったら出来上がり。ウスターソースにくぐらせて、温かいうちに召し上がれ!お口に広がるポテトとおか らのハーモニーは、何処かで食べたことがあるような、初めて食べるような不思議な味ですよ。


若狭小浜焼き鯖寿司(福井県小浜市)
若狭小浜は、飛鳥・奈良の時代から朝廷へ食材を献上する「御食国(みけつくに)」の一つであり、古くから都と 深いつながりがありました。「京は遠ても十八里」という言葉が示すように、特に京の都とは鯖街道を通じて若狭小浜の海の幸を運んでいました。鯖はその代表 格で、若狭は鯖の産地として関西では有名な所です。それ故、鯖料理も多数存在し、今回出品する焼き鯖寿司は、古くから地元で親しまれてきた食べ物であり、 また最近話題となっています。丸焼きした鯖の身をほぐし、酢飯と混ぜ合わせバラ寿司にして召し上がっていただきます。食べやすくて、しかも鯖のおいしさが そのまま寿司になったような食べごたえのあるちらし寿司です。


奥美濃カレー、飛騨牛すじカレー(岐阜県郡上市)
『奥美濃カレー』は、人情に溢れ、故郷を愛して止まない地元調理人たちが、腕によりをかけて愛情込めて作って くれました。もちろん素材は、地元産。安心安全で旬の食材を厳選して使うので、スローフードやロハスといえる食べ物なのです。『奥美濃カレー』の定義は、 これらの食材を使い、また、昔から伝承されている田舎味噌「郡上の地味噌」を隠し味に使い、愛情込めてお客様に提供することが条件。味は、お店ごとに違い ます。B-1グランプリでは、地元で行ったコンテストで一番人気だったものを代表として送り込みます。


各務原キムチ鍋(岐阜県各務原市)
各務原市は、人気ドラマ「冬のソナタ」の舞台となった韓国・春川(チュンチョン)市との姉妹都市交流をきっか けに、地元商工関係者らと共に「キムチ日本一の都市研究会」を立ち上げ、その特産化に向けた事業を推進しています。各務原キムチの特徴は、各務原市特産の 「ニンジン」と、姉妹都市韓国春川(チュンチョン)市の特産である「松の実」が入っていること。白菜以外に大根、キュウリ、スルメ、ヤーコン、エリンギ 茸、えごまの葉、カブ、菊芋など、様な種類のキムチがあることも他にはない特徴でしょう。また、味付けも和風に仕上げたあっさり味から、本場韓国に近い 味まで、バリエーション豊かなので、さまざまな味を楽しんでいただけます。各務原キムチを扱った料理は、和洋中さまざまありますが、B-1グランプリには 最も人気があり、市民等にも好評な「各務原キムチ鍋」で勝負します。


高砂にくてん(兵庫県高砂市)
高砂にくてんとは、高砂流のお好み焼きのことで、昔はお好み焼きでなく「にくてん」と呼ばれていました。他の 地域でも「にくてん」という名前の食べ物があるようですが、高砂にくてんが一味違う点は、味付けされ煮込まれたじゃがいもが入っていることです。全国に は、いろいろなコナモン(粉もの)がありますが、じゃがいも入りは高砂でしか食べられません。小麦粉のもっちり感と、じゃがいものほっこり感。懐かしくも うれしい新食感は、一度食べたらきっと病みつきになります。歴史は古く、戦時中には、こんな話がよく聞かれたそうです。「死ぬ前に、もう一度アノ(近所の 馴染みのお店の)にくてんを食べたい」と・・・。


とうふちくわ(鳥取県鳥取市)
鳥取県東部地方で江戸時代から作られている伝統の逸品。もめんとうふと白身魚のすり身を攪拌(まぜて)し、芯 (かつては竹)に巻きつけ蒸し、ちくわとします。文字通り「とうふ」がメインで、主に「とうふ7:すり身3」の割合で作られます。ひと口食べるとちくわ離 れしたふっくらとした食感に驚きます。そして大豆の持つ甘さとコクが口の中に広がり、噛むほどに魚の旨みも出てきます。実は鳥取市は1世帯あたりのちくわ の消費量で30年間、全国1位の「ちくわ王国」。今回はこれまた鳥取特産で甘さのある珍味「イカこうじ漬け」等をディップしたり、焼いて召し上がっていた だきます。


小倉発祥焼うどん(福岡県北九州市)
北九州は小倉の食堂街で、終戦直後の昭和20年頃うまれたとされる『焼うどん』。はじめは、焼きそばを作ろう としましたが、食糧難のためそば玉が手に入りにくく、干しうどんを茹で焼いて出したところ、大好評だったのが、発祥の起源とされています。小倉発祥焼うど んの基本はソース味で、お店によって味の違いが楽しめるのが特徴。モチモチした麺の食感とともに、初めて食べてもどこか懐かしさを感じさせる味が魅力で す。B-1グランプリでは、「小倉発祥焼うどん~研究所ソースエディション~」で参戦します。

 

 

第一屆B級美食冠軍賽
第三屆B級美食冠軍賽
第四屆B級美食冠軍賽
第五屆B級美食冠軍賽
第六屆B級當地美食(B-1)冠軍賽
第七屆B級美食冠軍賽

 

 

 

 

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