熊本駅西口駅前広場
熊本県熊本市西区春日三丁目
2011
312日利用開始


熊本駅西口駅前広場競圖(くまもとアートポリス熊本駅西口駅前広場設計競技)是在2008年舉行,由伊東豊雄擔任審査委員長,由現地的作品獲得最優秀賞

  

グッドデザイン賞 2012

受賞対象名 熊本駅西口駅前広場
事業主体名 熊本市
分類 公共領域のための空間・建築・施設
受賞企業 有限会社佐藤光彦建築設計事務所 (東京都)
受賞番号 12GC10999


受賞対象の概要

九州新幹線の全線開業に向けて新幹線駅舎側に計画された駅前広場である。ロータリーと歩道の境界に極薄の構造体によるスクリーンを挿入することで、車と人の空間を緩やかに分節し、人の動線に沿った形状のルーフをかけることで、半屋外の公園のような、駅前「広場」という名にふさわしい新しい都市空間をつくり出した。同時に、駅前広場に必要とされる、サインやバスシェルター、街灯、時刻表、ガードレールといった要素全てを、ルーフとスクリーンに集約してデザインしている。駅の出口さえなかった住宅地と巨大な駅舎を緩やかにつなげる、土木と建築の境界を越えた空間をデザインした。

プロデューサー くまもとアートポリス
ディレクター 有限会社佐藤光彦建築設計事務所 佐藤光彦
デザイナー 有限会社佐藤光彦建築設計事務所 佐藤光彦


受賞対象の詳細

開発・企画について
  
サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
  
駅前広場やその周囲には、様な管理者、所有者がおり、それぞれが個別に更新を行っていた。それらを統合ずるデザインを提案することで、長い時間に耐えうる環境を創出した。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
  
バスやタクシーのためのロータリー(車道)と、人間のための歩道を緩やかに分節し、身体のスケールにふさわしい空間をデザインした。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
  
これまでの駅前広場は乗り継いだり通過するための場所であった。待ち合わせの時間はもちろん、読書をしたり、子ども連れのお母さんが一休みしたりするような、人が日常の生活の中で一時をゆったりと過ごすことが出来る空間をつくりだした。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
  
新幹線を降りて真っ先に目に入る駅前広場を、熊本らしい、熊本にしかないデザインとすることで、観光産業に力を入れる熊本の顔とすること。スクリーンのロータリ側は熊本城の長塀を意識したデザインとしている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
  
住宅地であり駅の出口さえなかった西口エリアに、巨大な新幹線駅舎とロータリーが出現し対峙するという激しい環境の変化に対して、それらを調停し緩やかにつなぐ都市空間を創出すること。

ユーザー・社会に伝えたいこと
  
交通インフラの結節点である「駅前広場」を、その機能を損なうことなく、「広場」という名にふさわしく、利用者や周辺住民たち人間のための空間とするデザインを目指しました。


審査委員の評価

九州新幹線全線開業に向けた熊本駅周辺の再開発事業の計画の一つとして、2008年に新幹線駅舎側西口広場の公開コンペが開催され、最優秀賞(採用案)に選ばれたデザイン。歩車道の境界にスクリーンを立て歩行空間を確保し、人の動線に沿った形状のルーフを設けることで半屋外の広場をかたちづくり、駅利用のための通行だけでなく待ち合わせやちょっとしたくつろぎの場を提供している。また、この半屋外空間のスクリーンとルーフの仕掛けは、西口広場に接する住宅地とのゆるやかな緩衝空間ともなっている。駅前広場の土木と建築の境界をあいまいにした、これまでにない良い意味での前例を創りだしたことが意義深い。

(
此段轉錄自日本 Good Design Award)

 

 

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